日々雑感: 新しい音楽の聴き方

Appleがイノベーションという点で素晴らしいのは、それは沢山あるし、多くの人が色々なところで言っているので、ここでは書きません。その中で大きく生活を変えたのは、音楽の聴き方。大量の音楽データーを持ち運ぶことができるようになったことで、カスタマイズした音楽の聴き方を楽しめます。

iPodが当初マーケットに出てきた時は、1000曲入れられます！1万曲持ち運びできます！というのが、売りでした。これによって音楽の聴き方がアルバム単位で今まで聞いていたのに、曲単位で音楽を聞くようなったというのは、面白いと思うのですよ。

今までは新しいアルバムが出て、そのCDや録音したものを持ち運ぶということだったんだけど、今は、膨大な音楽をiPhoneやiPodに入れられる。Appleが提案したのは、シャッフルで聴くということ。これは面白い聴き方だと思うのです。

僕の場合、音楽の趣味は多岐にわたっていて、ガンガンのハードロックも聞くし、井上陽水だって聞くし、AKBとか演歌も聴く。ジャズも好きだし、フラメンコも好き。そういう音楽が僕のiPhoneにはずっしり入っているのです。

iPhoneをシャッフルに設定していると、あまちゃんのオープニングがかかったかと思えば、次はエアロスミスのドリーム・オン。その次にクリストファー・クロスのニューヨーク・シティ・セレナーデがかかったりして実に面白いのです。しかも、iPhoneのイヤホンは良く出来ていて、マイクのところダブルクリック（？）すると、次の曲に飛ばせるので、その時の気分で自分の聞きたい曲を聞くことが出来ます。

それ以外にプレイリストという機能がiTunesにあるので、それを作って楽しんでます。前はギタープレイが素晴らしい曲のリストととか、ボーカルが最高のリストとか、たくさん作って楽しんでいたのですが、音楽データーを入れていたハードディスクをなくし、あろいうことかMacにコーヒーをこぼしてしまい、逝かせてしまったということもあって、ずっとなにもしないでいたのですが、やはり音楽データーを保護したいということもあり、取り急ぎ環境をやっと整えたところなのです。

今あるプレイリストはMFSと命名してまして、My Favorite Songというもので、1,500曲ある中で、この曲は好き！というものを200曲ほどリスト化したものです。

あと、iTunesで音楽を管理していると、どの曲を何回聞いたかわかるのも楽しい、ちなみに僕のベスト１０は

10位
1 2 3 ~恋がはじまる~/いきものがかり

9位
ロビンソン/絢香

8位
A Light in the Black/Rainbow

7位
ソプラノ/いきものがかり

6位
希求2/大友良英

5位
恋愛小説/いきものがかり

4位
やさしさに包まれたなら/絢香

3位
月とあたしと冷蔵庫/いきものがかり

2位
マイサンシャインストーリー/いきものがかり

1位
たしかなこと/絢香

相変わらず、僕にとってはいきものがかりが強いのですが、綾香も何曲がベスト10に入ってます。昔の僕の音楽の嗜好から考えるとありえない順位なんですが、いきものがかりにしても絢香にしても、ニューアルバムは抜群に良いです。いきものがかりの「I」は1年ぶりの新作なのですが、どの曲もいい。アップテンポもバラードも素晴らしい。前にも書きましたが、彼らのメロディメーカーぶりは恐らく今の日本で彼らの右に出る人はいないと思うくらい、僕は評価してます。

絢香の場合は、3枚アルバムを僕は持っているんですが、新作の遊音倶楽部はカバーアルバムなんですね。僕は実はカバーアルバムって全く評価してなくて、自分のカラオケ音源聞かせるなよという方なんだけど、この遊音倶楽部だけは、別で、この絢香というボーカリストは、自分で人の曲を消化しちゃってるのです。だから、聞いたことのあるメロディだけど、絢香の曲と言われも違和感は全くない。

こういうすごい人で言うと、坂本冬美もそうです。「また君に恋してる」は元々はビリー・バンバンの曲ですが、見事に坂本冬美流に消化していて、この人はすごいなとつくづく思いましたが、綾香も全く同じで、実に素晴らしい。

この人の逆のパターンは、徳永英明ね。この人は自分で曲が書けなくなったから、企画物に頼らざるを得なかったということだと思ってます。ミュージシャンとして絶対にやっては行けないことをしてしまったね、この人は。

ちなみに大友良英という人は、あの「あまちゃん」の音楽を担当したすごい人です。今度のクリスマスにもサントラが出るので、僕は結局この人のアルバムは3つもった事になります。

本当にAppleのお陰で音楽をますます楽しめるようになったということもあって、そういう点では凄く感謝してるのです。