2014年6月6日金曜日

Burrn!「編集部員が独断と偏見で選ぶグレイトなヴォーカリスト30人」の1位はロニー・ジェイムス・ディオでした


ハードロック専門雑誌の「Burrn!」で「編集部員が独断と偏見で選ぶグレイトなヴォーカリスト30人!」という特別企画を組んでいて、1位は誰かなあとページをめくると、僕が一番好きなヴォーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオでした!

これは結構意外な結果でして、他にもいるんじゃないかなあと思いましたが、まあ、Burrn!の独断と偏見ですからね、まあ、いいと思います。ちなみに2位はジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードでした。

トリビュートアルバムが好調な売れ行き


この記事を書こうと思ってロニー・ジェイムス・ディオのことを調べたら、2010年に亡くなっているので、もう亡くなって4年になるんですよね。彼が亡くなってからは先日トリビュートアルバムが発売されて、選曲の良さもあり、すごく売れてるんだそうです。

Ronnie James Dio - This Is Your Life
Rhino (2014-04-02)
売り上げランキング: 3,860

何故かYouTubeでフルアルバム聞けます。いいのか?笑


ロブ・ハルフォードの銀嶺の覇者なんてまさか聞けると思わなかった^^;


僕はライジングでロニー・ジェイムス・ディオのことを知り、こんなクリアな声をしているヴォーカリストを知らなくて、衝撃を覚えたことがあります。それまで聞いてたのは、デヴィッド・カヴァーデイルとか、イアン・ギラン、ロバート・プラントなどでしたから、彼らとは一線を画しているところもあったけど、やはり彼の生涯の名曲だったスターゲイザーを聴くことができたというのは、僕にとってもラッキーだったと思います。

ファン歴30年の僕おすすめするアルバム


それで、僕にとってロニー・ジェイムス・ディオの凄いボーカルを聴けるアルバムをご紹介します。

Rising


まずはRAINBOWのライジング。Amazonのこのmp3、半端ない。600円です!!!
Rising
Rising
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Universal Music LLC (2007-06-29)
売り上げランキング: 9,958

このアルバムはファンにとっては歴史的なアルバムになっていて、特にStargazerは有名で、あのDream Theaterがアルバムに収録しているくらいの名曲です。僕はStargazerももちろん好きなんですが、オープニングのTarot Womanも結構好き。というか、最初はこの曲を聞いてノックアウトされました。オープニングにシンセサイザーがかかって、それにリッチーのギターが徐々にからみ、更にはコージー・パウエルのドラミングが絡むと、ロニーのヴォーカルがはじまるという、ハードロックとしては理想的な演出をしています。是非、RAINBOWのライブで聴いてみたかった曲です。

ちなみにDream TheaterのStargazerが聴けるのはこちらのアルバム。ボーカル以外はこちらの演奏のほうが上手です、さすがに。

Black Clouds & Silver Linings [Special Edition]


Black Clouds & Silver Linings [Special Edition]
Roadrunner Records (2009-06-24)

RAINBOWのライジングが発表されて、すぐに日本公演が実現しまして、当然僕は東京体育館と武道館のライブに行き、僕は感受性豊かな高校生だったので、震えるほど興奮した記憶があります。その時のライブがアルバムになっていて、実に素晴らしいライブアルバムになってます。このライブで衝撃的だったのは、オープニングのキル・ザ・キングが当時は未発表曲だったということ。最初演奏された時にこのかっこいい曲は何?という感じでしたから。勝手にセットリストを予想していて、オープニングはTarot WomanかA Light in the Blackだろうと思っていたので、それを覆された時はショックでしたね。

On Stage


On Stage (Deluxe Edition)
On Stage (Deluxe Edition)
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Universal Music LLC (2012-11-05)
売り上げランキング: 4,734

この後、ロニーはリッチーにクビになり、なんとブラック・サバスで復活。しかもブラック・サバスのアルバムはハードロックの歴史的な名盤となり、ロニーにとっても重要な作品になりました。

Heaven & Hell


Heaven & Hell
Heaven & Hell
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Sanctuary (2014-03-28)
売り上げランキング: 50,151

この作品を出して、何枚かアルバムを出した後、ロニーは自身のバンドを結成します。このバンドのライブももちろん行ったのですが、ロニーは、リッチー・ブラックモアといい、トニー・アイオミといい、カリスマ性のあるギタリストとの仕事が疲れたのか、テクニックのある若いギタリスト自身のバンドの起用することになります。

ただ、僕に言わせると、ディオ自体がロニーのワンマンバンドであるということもあるからしょうがないのですが、他のメンバーとロニーとのミュージシャンとしての格がありすぎて、結果的にロニーのボーカルが妙に浮いてしまうところがありました。ロニーの場合は、凄いギタリストじゃないと、彼のボーカルも映えないと思うのです。

それでも、RAINBOW、Black Sabbathと渡り歩いたことで、ヒット曲も沢山あったので、ディオのライブは素晴らしかったです。アルバム的にいいのは、

Dio At Donington UK:Lie !983 And !987


Dio At Donington UK: Live 1983 And 1987
Niji Entertainment Group (2010-11-09)
売り上げランキング: 32,667

選曲といい、ベストだと思います

Disc 1
  1. Stand Up And Shout
  2. Straight Through The Heart
  3. Children Of The Sea
  4. Rainbow In The Dark
  5. Holy Diver
  6. Drum Solo
  7. Stargazer
  8. Guitar Solo
  9. Heaven And Hell (Long Live Version)
  10. Man On The Silver Mountain
  11. Starstruck
  12. Man On The Silver Mountain (Reprise)
Disc 2
  1. Dream Evil
  2. Neon Knights
  3. Naked In The Rain
  4. Rock And Roll Children
  5. Long Live Rock And Roll
  6. The Last In Line
  7. Children Of The Sea
  8. Holy Diver
  9. Heaven And Hell
  10. Man On The Silver Mountain
  11. All The Fools Sailed Away
  12. The Last In Line (Reprise)
  13. Rainbow In The Dark
このライブは、83年と87年に行われたもので、ロニーの状態が一番いい時ですね。ディオの4枚目以降は、声の質が変わったり、Black Sabbathとディオを行き来するようになってから、音楽の質がやや落ちた観がありました。

いい時の動画発見。すごくいいです。ギター弱いけど。



亡くなる1年前のHeaven & Hellのライブ。



声もよく出ているのに。それにしても、ロニーはこういう人達と演ったほうが良いパフォーマンスができます。