去年は猪瀬さんが、徳洲会から5000万円をもらった件で、都政がめちゃめちゃになったんだけど、結果的に引きずり下ろされるような形で、猪瀬さんは都知事を辞任しました。みっともなかったのは、都知事になる前はさんざん持ちあげていた連中が、手のひらを見事に返したこと。これは猪瀬さん個人的に恨みに思ったと思うよ。
そこで猪瀬さんが辞任をして、これから100億円かけて知事選が行われるんだけど、それらに関して個人的な意見を述べたいと思います。今回舛添さんが行くだろうというのが大方の予想だったんだけど、ここに来てなんと細川護煕元総理が小泉元総理と組んで立候補するということを表明しました。
これはかなりサプライズで、民主党の松原さんが細川さんしかいないということを言っていたけど、75歳のご老人が都政をみれるのかということだと思うのです。知事の任期は4年ということもあり、大丈夫なの?と正直に思うのです、物理的に。
しかも、元総理経験者で対外的には大物であるにしても、佐川の金の問題で結局1年ちょっとで退陣。その後民主党政権が出来るまで、自民党政権を許してしまう土壌を結局作ってしまった張本人でもあり、今回の立候補がみそぎと考えているのかどうか。
この佐川の件では、自民党の深谷さんが悪意を込めてブログにしたためています。深谷さんの記事はこちら。
細川氏晩節を汚すか
http://blogos.com/article/77774/
都知事の争点が「反原発」ということですが、東京都が東電の大株主ということもあって、東電に対して原発を進めるなということをやるんしょうかね。ただ、それは国政レベルの問題であって、都政で原発がどうのこうのってやる必要があるのか、その点細川さんはどう考えているのか。
ただ、国内政治として考えると構図としては面白い。安倍政権が原発を推進して世界中にセールスをしている政権だけれども、細川さんは、都政で脱原発ということになるから、政府と東京都が対立するということはあると思うけど、やはり地方自治レベルで考えると、安全とかは国の仕事ッて思うんだよね。
僕は、従来から宇都宮さんを支持しているんです。それは宇都宮さんの弁護士としての実績として、サラ金被害者の救援で、これによってグレー金利が違法であるということを確定させた実務的な実績はさすがだと思うのです。つまり、底辺を知っている人なので、細川さんのように明智光秀の血を引いているような人には、肉体的に分かり得ないと思うのですよ。ただ、宇都宮さんの最大の弱点は今回の支持団体が、共産党と社民党という革新政党であるということ。これによって右にいる人はほぼ離れるでしょうね。民主党が応援すれば、もっと面白かった。
田母神さんに関しては、自衛隊を使って都民の安全を図ると言っていたけど、この時代、どこと戦争するんですかということを聞きたい。支持者の石原慎太郎は、日本にモサドを作るべきだという、本当に老耄化してしまって、どうにもならない。彼なんか戦士になれないから、好き勝手なことを言っているだけです。そもそも長い間都政を見ていたけど、なにやったの?っていうことなんですよね。何もしてないんです、この人は。そんな人が支持しているような人は僕は支持しません。
舛添さんにしても、自民党は節操が無い。除名した人間を推薦するわけでしょう。政権がとれればなんでもありと言うのはすごいね。まあ、石原慎太郎の息子や小池百合子が出なかっただけでもまだましだけどね。
一連の動きを見ていると、細川さんの応援団に小泉さんがついたというのは強いと思うよ。