2014年1月15日水曜日

阿川佐和子のこの人に会いたい9頭がいいというのはこういう人のことをいうと思う本


阿川佐和子さんという人は、会話のやりとりとかが絶妙で結構好きです。土曜日の朝にTBSでやっているサワコの朝も見てます。ただ、この番組の場合は出演者の宣伝が濃厚なのが気に入らないですけどね。それでもゲストとのやりとりは絶妙で、地頭のいい人と言うのはこういう人のことをいんだと思ってます。


阿川佐和子のブランドの高さはアマゾンで見るとわかる


この人のブランドが高いというのは、Amazonで見るとよく分かるのです。今日はこの本の事を書こうと思っているんだけど、

文庫版
阿川佐和子のこの人に会いたい 9 (文春文庫)
阿川 佐和子
文藝春秋 (2013-12-04)
売り上げランキング: 34,590
文庫版だと704円なのですが、

Kindle版
阿川佐和子のこの人に会いたい9
文藝春秋 (2013-12-20)
売り上げランキング: 9,713
Kindleだと700円

ということで、価格がほとんど変わってないのです。これはどういうことかというと、電子書籍版でも安売りをしないよということなんです。つまり、それだけ阿川佐和子さんという人のブランドが高いということなんです。同じような例だと、司馬遼太郎さんの代表作「竜馬がゆく」は書籍でもKindleでも同じ価格です。

ちなみに逆の例をあげると、Amazonのキンドルストアで「勝間和代」で検索をすると
こんな感じで表示されるんですが、100円ですよ。この100円というのは、それだけブランドが低いということだし、この人はお利口自慢を自認している人だけど、恐らく最も能ある鷹は爪を隠すという言葉を知らない日本人の一人だと思うね。こんな人の本を買っても何も参考ならないので、特に若い人は読まないほうがいいです。

阿川さんの本には面白い人が出てきます


で、阿川佐和子さんの本に戻すと、出てくる人が面白いのですよ。
  • 糸井重里
  • 上原ひろみ
  • 稲盛和夫
  • 佐々木則夫
  • 是枝裕和
  • 小林可夢偉
  • 辰巳芳子
  • 竹内洋岳
  • 三浦友和
  • 田中慎弥
  • 吉川晃司
  • 米長邦雄
  • 高橋恵子
  • 荒井良二
  • 瞳みのる
  • 内田裕也
  • 古賀茂明
  • 山本富士子
  • 小沢昭一
  • 伊集院静 ゲスト相談員清水ミチコ
  • 二葉百合子
  • 松本允秀
  • 李登輝
  • やなせたかし
というそうそうたる面々。

糸井重里なんて昔から好きじゃなかったけど、この阿川さんの対談を読んで、レベルが違うにしても、僕と同じような悩みを抱えていた事もあって親近感を持ったし、上原ひろみも、聞いたことなかったのですが、聞いてみたらそれはもうすごいピアニスト。チックコリアやスタンリー・クラークが認めただけあるという感じ。

伊集院静と清水ミチコ、阿川佐和子のやりとりは絶妙で、伊集院静が妙なウケ狙いがすごく感じられて、凄く嫌な感じはしたけどね。元々「粋」が自慢の割には妙な自虐ネタが悲しかった。

圧巻なのは、李登輝さんとのやりとりで、彼は親日家で台湾では大統領に当たる総統を台湾史上民主的につとめた人ですが、尖閣は日本のものだとはっきり明言してる。しかも、我々日本人も足元が及ばないくらい日本語が堪能です。かつて台湾は日本領土だったし、そういうこともあって李登輝さんは京都大学を出てるし、お兄さんは日本軍の戦士として戦死しているので、靖国神社に祀られている。この人は、僕は立派な人だし、それは何冊か出ている本を読んでもらえば、わかってもらえると思います。

街道をゆく (40) (朝日文芸文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞社
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新ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論 (小学館文庫)
小林 よしのり
小学館
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とにかく、すごい人たちの本音を引き出しているというのはすごいと思うね。こういう人こそ本当に頭のいい人だと思う。