マイケル・シェンカーが自身のバンドマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックを率いて約1週間かけて日本ツアーを行い、ずっとSNSなどでチェックをし続けましたが、今回のラインナップが今までで一番だったんじゃないかなと思いました。
マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロック東京最終公演のセットリスト
今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックツアーのセットリストは固定してましたね。昨日6月19日のライブのセットリストは以下の通りです。収録アルバムの演奏されたアルバムも追加しておきます。
今回のセットリストの特徴は、リズム隊が元スコーピオンズということもあり、マイケル・シェンカーが在籍していない時のスコーピオンズのナンバーを5曲も演奏してくれたということと、逆に名盤と言われるマイケル・シェンカー・グループのファーストアルバムからは1曲しか演奏されなかったということでした。でも、今回のライブはマイケル・シェンカー・グループのライブではなくて、マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのらいぶですから、そう考えると、納得出来るといえば出来ますが。
- Doctor Doctor(UFO song)
- Live and Let Live
- Lights Out(UFO song)
- Where the Wild Winds Blow
- Natural Thing(UFO song)
- Victim of Illusion(Michael Schenker Group song)
- Lovedrive(Scorpions song)
- Coast to Coast(Scorpions song)
- Vigilante Man
- Saviour Machine
- Shoot Shoot(UFO song)
- Before the Devil Knows You're Dead
- Lord of the Lost and Lonely
- Desert Song(Michael Schenker Group song) (with Graham Bonnet)
- Rock You Like a Hurricane(Scorpions song)
- Rock Bottom(UFO song)
ツィッターでマイケル・シェンカーのライブに行った人の声を拾ってみた
来日アーティストをチェックするツールで一番優れているのは、やはりツィッター。リアルタイムで会場の様子がわかるので、すごくいいです。はっきり言ってアフィリエイトが絡んだウザイツィートも多いのですが、その中から、これは!というツィートを見つけるのも楽しい作業ではあります。
特に今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのツアーでは東京公演のみマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのメンバーとのMeet & Greetのあるので、宝物を見つける感覚でチェックしてみるとありました^^
まず、マイケル・シェンカーがMeet & GreetをOKするというのが、信じられないのですが、現実にはこのとおりです。素晴らしいなあ^^
マイケルシェンカー 日本公演
Meet & Greet 6月17日 pic.twitter.com/zyBgAgeVsi
— ひがしかぜ (@Higashikaze_h) 2015, 6月 19
マイケル シェンカーとグラハム ボネットを、同じステージで観れて感激。
Assault Attackに涙😭
あんなにご機嫌なシェンカーは、初めてだ😄 pic.twitter.com/PQlnrkCSDr
— hiwazy (@hiwazy) 2015, 6月 18
— 王様ロック キングレコードHR/HM部門 (@KINGRECORDS_MET) 2015, 6月 18
マイケルシェンカー、いきなりDoctor Doctorは良い掴みであった。続く新曲もなかなか良い。ラストのRock Bottomでのソロはやはり神が降りてきた。
#マイケルシェンカーグラハム
#マイケルシェンカー
— アンドレス (@moonisland0316) 2015, 6月 19
— NSG (@NSG_flyingchoki) 2015, 6月 19
いやー素晴らしい。マイケル・シェンカーとのツーショットなんて凄すぎる。マイケル・シェンカーも顔つきが随分変わった感じがしますね。穏やかになった感じ。ロックミュージシャンがそんなことでいいのかということもあるけど、まさか本人も60まで一戦プレイし続けるとは思ってなかったでしょうから、良しとしましょう^^
僕のマイケル・シェンカー観
今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのツアーをずっとチェックし続けて思ったことは、今、マイケル・シェンカーのミュージシャンとしての状態というのは、マイケル・シェンカー・グループ結成時以来の良さじゃないかという感じがしますね。
マイケル・シェンカー・グループの時は、UFOからの失踪騒動などがあり、マイケル・シェンカーというギタリストはすごいギタリストだけれども、精神的には不安定と見られた向きがあったと思うのです。また、うまいけど、精神的に弱いというギャップが彼の人気のもとでもあったわけですけどね。
少し潜伏した時期もあって、発表したファーストアルバムは物凄くよく出来てました。僕はマイケル・シェンカー・グループのファーストは、ハードロックの名盤だと思います。ボーカルのゲーリーバーデンは新人でしたが、バックメンバーはドラムがサイモン・フィリップス、キーボードがドン・エイリー、ベースがモ・フォスターというそうそうたるメンバーでした。
この後は、僕的にはマイケル・シェンカーは長い間停滞する時期が続いた感じがしますね。実際に彼ももんもんしていたようで、メンバーチェンジは繰り返すし、ライブを途中でやめてしまうというような暴挙までする始末で、しんどかったんでしょうね、実際に。その結果が音楽に現れて、僕自身もマイケル・シェンカー・グループの3枚目のアルバム以降は聴かなくなりました。
それから時間が経って、今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックに至るわけですが、メンバーを見ると非常に良いですよね。
- マイケル・シェンカー - ギター
- ドゥギー・ホワイト - ボーカル
- ハーマン・ラレベル - ドラムス
- フランシス・ブッフホルツ - ベース
- ウェイン・フィンドレイ - キーボード、リズム・ギター
こうやって見ると、ボーカルはレインボーのドゥギー・ホワイト。リズム隊はスコーピオンズでお馴染みの顔です。キーボードのウェイン・フィンドレイは無名ですが、YouTubeでマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックで、そこそこ存在感をだしているんです。その動画はこちら。日本に来る直前のライブです。
この動画を見て思うのですが、すごくバンドとしての一体感がありますね。ロックは、これが一番大事でして、それはローリング・ストーンズのライブを見てもつくづく思うのですが、ソロアーティストよりもバンドの方がライブでは音の厚みが全然違うんです。
逆にワンマンバンドだと、その人を目立たせるだけが目的だから、逆に言うと、浮いちゃうんです。その典型的な例が、リッチー・ブラックモアだったり、イングヴェイ・マルムスティーン。彼らはギターもうまいし、作曲家としても素晴らしいけれども、性格がダメだということもあって、ものすごい成功はできなかったです。それはレインボーにしても、イングヴェイ・マルムスティーンのバンドにしてもワンマンバンドですから、バンドとしての一体感が全くないからだと僕は思ってるんです。
今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックは、まさにバンドの一体感が感じられて、これは演奏している方も、ライブを体験している方も楽しいと思いますよ。僕も圧倒的な音の洪水にまみれたいと思いますもん。ワンマンバンドが大ヒットした例は、僕はオジー・オズボーンくらいしか知りません。
ツィッターでマイケル・シェンカーの表情を観ても、なんか精神的に落ち着いてる感じで、良いです。
値崩れしなかったマイケル・シェンカーのチケット
あと、今回のライブで思ったのは、僕はチケットが取れなかった口だったので、チケット仲介サイトをチェックし続けてましたが、ほぼ、マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックに関しては値崩れしなかったんです。
これは、この前来日したポール・マッカトニーのライブは、希少性がなかったということも含めて、ものすごい売り物が出てたんです。東京ドームのS席は18,000円なのですが、まずは購入価格では売れません。僕もいけなくなったので、売りに出したのですが、結局売れたのは12,000円。その顛末は
ポール・マッカートニーライブチケット売却敗北記ー18,000円のチケットが12,000円でやっと売却
でかいてありますが、本当にポール・マッカトニーのチケットはひどかったんです。僕もマイケル・シェンカーは是非安くチケットが取れればと思って、ずっとチェックをしてましたが、結局プレミアムがついてました。前から2番めの席も売りに出てましたが、3万円!。でも、今のマイケル・シェンカーだったら、これだけの価値があるなと改めて思いました。また、同じメンバーで来ることを切に願います^^