6月14日からスタートした、マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのジャパン・ツアー。今日から3日間東京公演ですが、今回のセットリストをチェックしてみると、へえと納得してしまいました。
マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのジャパン・ツアーのセットリストの紹介
今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのジャパン・ツアーは、「Spirit On A Mission」ワールドツアーの一環です。ですから、今回のセットリストは、来日直前のドイツでのライブとほぼ一緒なので、ある程度予想は出来てました。まずは、大阪公演のセットリストをご紹介します。
- Doctor Doctor(UFO song)
- Live and Let Live
- Lights Out(UFO song)
- Where the Wild Winds Blow
- Natural Thing(UFO song)
- Victim of Illusion(Michael Schenker Group song)
- Lovedrive(Scorpions song)
- Coast to Coast(Scorpions song)
- Vigilante Man
- Saviour Machine
- Shoot Shoot(UFO song)
- Before the Devil Knows You're Dead
- Lord of the Lost and Lonely
- Desert Song(Michael Schenker Group song) (with Graham Bonnet)
- Rock You Like a Hurricane(Scorpions song)
- Rock Bottom(UFO song)
マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのジャパン・ツアーのセットリストの特色
今回のセットリストの紹介を言及する前に、まずはバンド別の曲をマイケル・シェンカーの在籍バンド順に括ってみると、
スコーピオンズ:5曲
UFO:5曲
- Doctor Doctor(UFO song)
- Lights Out(UFO song)
- Natural Thing(UFO song)
- Shoot Shoot(UFO song)
- Rock Bottom(UFO song)
マイケル・シェンカー・グループ:3曲
- Victim of Illusion(Michael Schenker Group song)
- Desert Song(Michael Schenker Group song) (with Graham Bonnet)
- Assault Attack(Michael Schenker Group song) (with Graham Bonnet)
マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロック:6曲
- Live and Let Live
- Where the Wild Winds Blow
- Vigilante Man
- Saviour Machine
- Before the Devil Knows You're Dead
- Lord of the Lost and Lonely
- Doogie White (Vo):ex. Rainbow
- Francis Buchholz (B):ex. Scorpions
- Herman Rarebell (Ds):ex. Scorpions
- Wayne Findlay (G,Kb):MSG
マイケル・シェンカーはスコーピオンズに在籍をしていましたが、それも結成時の時で、すぐにUFOに移っているので、スコーピオンズのギタリストとしてツアーなどはしてないんですね。にも関わらず、今回在籍していない時の曲を5曲演奏している。これはすごく珍しいことだと思うんですよね。これは、リッチー・ブラックモアが、トミー・ボーリンが在籍した時のディープ・パープルの曲を演奏するようなもので、すごいサービスだと思いました。個人的には、マイケル・シェンカーが弾く「Rock You Like a Hurricane」を聴いてみたいです。
マイケル・シェンカー・グループの曲が少ないのは本当に意外でしたね。今回はグラハム・ボネットと一緒にツアーをしているということで、当然グラハム・ボネットがマイケル・シェンカー・グループにいた時の曲はやるであろうということは、十分予想出来るにしても、それでも少ない。後2曲くらいはやってもよかったのかなと。特にマイケル・シェンカー・グループのファーストアルバムは、僕はハードロックの名盤だと思うんですよね。スピード感のある「Armed And Ready」や「Into the Areana 」、力作「Lost Horizons」など駄曲が一つもない。そう思うと、今回は、このアルバムでも地味な「Victim of Illusion」というのは寂しい感じがしました。
マイケル・シェンカーの心情を想像してみる
今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックの「Spirit On A Mission」ツアーでは、ほぼマイケル・シェンカーが在籍したバンドの楽曲を演奏してます。本来マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロック名義で3枚アルバムを出しているから、マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックの曲を演奏すればいいはずなのですが、普通はね。
30年前にマイケル・シェンカー・グループで来日した時は、UFOの曲は確か「Doctor doctor」しかやらなかったことを思うと、隔世の感を感じます。まあ、デヴィッド・カヴァーデイルが「The Purple Album」という全曲ディープ・パープルの曲のカバーアルバムを出したように、昔とんがっていた人でも、60歳位になると何を演奏するかとか言うのは関係なくなるんでしょうか。お客さんが喜んで、自分たちも楽しければなんだっていいじゃんという心境というか、達観したのかなと勝手に思っております。
今日からマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックの東京公演ということもあり、しかも、東京公演のみミートアンドグリートもあるという、ファンにとってはなんとも言えないイベントもあります。
この記事を書くにあたって調べていたら、日本公演の直前のアメリカで行われたマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのフルセットのライブがYouTubeにアップされていたので、ご紹介します。
この動画を見て思ったのは、この記事の中盤にも書きましたが、バンド感があるということですね。ハードロックの場合は、マイケル・シェンカーもそうだし、デヴィッド・カヴァーデイルにしても、1人の突出したアーティストが率いるワンマンバンドがほとんどなんだけど、そのことで大成功したということはないんですね。
やはりハードロックはバンドじゃないと、音全体がアンバランスになっちゃうのです。それはレインボーにしても、今のホワイトスネイクにしても、リーダーだけ突出してしまう。昔のマイケル・シェンカー・グループもそうでした。
ところが、このマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックは、全くそういうことがなくて、すごくいいですね。特にいいのが、フロントマンのドゥギー・ホワイト。レインボーの時は、リッチー・ブラックモアに圧倒されている感じがしましたけど、ここでは十分フロントマンの役割を果たしてますね。これはライブは盛り上がるでしょう。
チケットはどうなってるのか、チケット仲介サイト「チケットキャンプ」をチェックしてみたら、1枚しか売りに出てませんでした。プラチナチケットのようですよ^^
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