2013年の年末は大幅に体調を崩しました
年末には、久しぶりに体調を大きく崩しまして、なんと9度超えという、これはもう久しぶりの高熱を発してしまいました。そのため、家のことはすべておまかせということになり、申し訳ないやら、ありがたいやらで、ゆっくり休ませてもらっていて、遂に嫌いな医者にも行って、薬をもらってきました。ただ、微熱が続いてまして、せっかくのお正月なのにお酒が飲めない日々です。
こういう状態は、大晦日にはなんとか持ち直しまして、満を持して紅白歌合戦を見ることができました。今更ながら思うのは、今回紅白の観覧応募をしていたのですが、当選はせず、この体調ではどうあっても無理だったので、体調を崩したというのはある意味不幸中の幸いでもありました。
2013年の紅白は近年稀に見る素晴らしさ
今回の紅白は大きな話題がありましたね。一つはサブちゃんの紅白の引退です。北島三郎さんは、この紅白引退に関わるインタビューで年齢を重ねたことで、声が出なくなった、自分の思った通りのパフォーマンスが出来ないということでした。潔いなと関心したのですが、実際のサブちゃんの紅白でのパフォーマンスは圧倒的で、どこがダメなの?というくらい素晴らしかったです。
歌手というのは、年を重ねると声が出にくくなるということがあります。紅白では松田聖子はひどかったし、紅白に出てない人で言うと、ユーミンは痛いくらい声がでないです。そういう点から言うと、サブちゃんはもう相当な年齢だから自ら引いたんだろうなとおもって、大ラスのパフォーマンスを見ていましたが、いやいや、半端ない。音程も狂ってなかったし、声量もすごかった。声がでないというのは、きちんとメンテナンスをしていればそういうことにならないんじゃないかと思ったりしました。
圧倒的だったあまちゃんコーナー
もうひとつはあまちゃんコーナーですね。見てて、これはほんとうに素晴らしかったですね。劇中劇も良かったけど、歌の部分では
暦の上ではディセンバー
歌)天野アキ+GMT+アメ横女学園芸能コース
潮騒のメモリー
歌)潮騒のメモリーズ→天野春子→鈴鹿ひろ美
地元に帰ろう
歌)あまちゃん第157回の出演者たちのみなさん
という、ファンにとってはほぼ理想的なメンバーで理想的な楽曲が演奏されました。
この音楽的なところでの背景的なところについては、あまちゃんの音楽を担当した大友良英さんのブログに詳しいので、リンクを張っておきます。
2014-01-02 紅白「あまちゃん 第157話」
大友さんにしても、水口じゃないけど、まさか潮騒のメモリーズのバックで演奏をし、さらにはキョンキョン、薬師丸ひろ子と同時に演奏できるとは夢にも思っていなかったとのことで、
潮騒のメモリーズと一緒にやるなんて、僕らにとっても、きっとこれが最初で最後なんだと思います。水口がドラマの中で言ってたように、僕自身も、あのお座敷列車のシーンが、また見たかったんだと思います。そして紅白でそんな場面に生で参加できたことが最高でした。その上、天野春子さんとも一緒にライブが出来るなんて。一音一音噛み締めるように、最初で最後の演奏、楽しませてもらいました。なんか凄くわかります。
橋本愛ちゃんのブログが感動的
あと驚いたのは、この上の写真で足立ユイちゃんを演じた橋本愛ちゃんの表情です。劇中劇でも妙にテンションが高いなと思っていたのですが、実際にライブでもこの素晴らしい表情です。それは彼女が若いけどプロであるゆえにプロに徹しているということもあるんでしょうが、僕は何か誤解をしていたようなのです。つまり、役者として演じているだけで、このドラマ自体はそんなに楽しんでいないんじゃないかということです。それは、単刀直入に言えば、女優として格は確実に橋本愛のほうが能年玲奈よりも上だったはずなのに、このドラマで能年さん自体は異次元のところに行ってしまったという印象を橋本さんはもっていたんじゃないかなということです。つまり、ドラマの中でも足立ユイちゃんは天野アキちゃんよりも上だという意識が常にあったように、現実的にもそういう感覚はあったんじゃないかなと思っていたのです。だから、このあまちゃんコーナーも乗り気じゃないと勝手に僕は思ってました。ところがこの屈託のない表情だし、何と言っても、紅白語の橋本愛のブログでは、出演したことへの彼女の感動がブログで表現されているのです。とても、感動的な記事なので、その部分を引用します。
おはようございます。
NHK紅白歌合戦に足立ユイとして出演させていただいてこういう記事を目にすると、橋本愛が能年玲奈に嫉妬していると思っていた僕の心のいやらしさが、自分のことながら恥ずかしくなりました。橋本さん、ごめんなさい。
作品自体が奇跡の塊みたいなのに
目の前で(舞台袖で)春子さんと鈴鹿さんが歌う姿を拝見できること、
「あまちゃん」を大切に思ってくれている方々が
この機会を間違いなく”待って”くれていて、迎えてくれたこと
会場の皆さんのお顔と、宮藤さんや宮本さんのお顔を見て本当に安心できました。
どれだけ奇跡を目の当たりにさせてくれるの!と
この作品に寄せられた愛の大きさを
多分初めて体感できた一夜でした。
自分がその一部であることを強く、嬉しく思いました。
それ以上に強く強く、作品を愛してくれている皆様に感謝の気持ちがあります
何度も言うから、伝わらないようで怖いのですが
心を込めて
本当に、ありがとうございます。
また、弥生さん役の渡辺えりさんもご自身のブログで当日の模様がたくさんの写真付きでアップされていて、ファンにはたまらないものとなっています。
紅白歌合戦
いや、もう本当にあまちゃんファンにとっては素晴らしい紅白歌合戦でした。
全く面白くないバラエティ@正月
一方で、スポーツは緊張感があっていいのですが、それ以外のバラエティは本当にひどい。電波の無駄と言っていい。特にひどかったのが、元野球選手だった清原が、病の床に伏している母親のためにホームランを往年のエースから打つというもの。
清原という人は、いつも思うのですが心の弱い人じゃないかと思うのですよ。ひげを白く染めてみたり、歯をホワイトニングしてみたり、ボーズ頭でそりを入れてみたりしているほど、見かけを気にしているのに、とても元プロ野球選手とは思えない体つき。こんな人が選手を指導できるとはとても思えないのです。ま、それはいいです。
そのボテボテの清原が、60前後のロッテの村田、50近い西崎、阿波野と対戦するという企画。清原が彼らからホームランを打って、実母の寿命を延命させるんだ!という企画は、ひどすぎるんです。
ただ、年末年始はこの手のレベルのものか、ネタが尽きて切るお笑いが延々と続いていて、とてもテレビをつけてもいられないので、ツタヤでDVDを借りてきてます。しかし、テレビ局もこのレベルのことをやり続けたら、視聴者が本当に離れると思うね。手に負えなくなったら、ジャニーズを呼んでくればいいという安易なやり方。自分たちでスターを作り上げていかないと、少なくともテレビはだめになる。ソニーもパナソニックもテレビから離れたほうがいいかもしれない時期に来てるかもしれません。
今年は、今まで怠惰な自分を治そうと思っています。今年もどうぞよろしくお願いします。