僕はね、みんなで歌を歌ったりする事だけが応援じゃないと思うし、東北出身の有名人が難しい顔をして、地震を語ったりされてもあまり心には響かないのです、申し訳ないのですが。ただ、あの地震がどれだけの規模で、どういう被害をもたらしたかということはわかるし、出来る事があればしたいなと思うのです。
「八重の桜」に関していうと、幕末の会津というのは、一国の政府からこれほどイジメられた地域はありません。理由としては、京都守護職として新撰組を抱えてしまったということと、最後の最後に徳川慶喜が逃げまくってしまったので、新政府が攻撃する目標を会津に絞ってしまったということ。革命は犠牲を必要とするので、会津はそのいい標的になってしまった。
その結果、鶴ケ城を巡る戦いがあり、その後落城、白虎隊の悲劇、不毛の地である斗南への強制移住という、これから八重の桜というのは恐らく延々と弱い者いじめが続くと思います。それをどういう描写をするのか。そこから会津人はどう這い上がっていくのか、そのあたりはこれからのことなので、その点は静かに待ちたいところです。
「あまちゃん」は、宮藤官九郎さんの脚本の面白さ、能年玲奈ちゃンの圧倒的なかわいさ、彼女を取り巻くキャストの抜群の演技が重なりあっていて、実に楽しいドラマになっています。
このドラマがどれだけ人気を博しているかといえば、視聴率を見ればわかるわけで、
第1週20.1%
第2週20.6%
第3週22.0%
第4週20.9%
と毎週視聴率が20%越えしている。他のドラマだと、前回の純と愛が平均18.18%、梅ちゃん先生は21.94%(すごいねー)、という感じで、実に好調なのです。
このドラマは、北三陸の観光協会が、町おこしの一環としてミスコンを開催し、その初代クイーンとして足立ユイちゃんが選ばれ、ウェブサイトに彼女の動画をアップしたら、たちまち日本のオタクが北三陸に来てしまって、さらにヒロインのアキをアップしたらアキまでブレイクしてしまったという展開になってます。
実際にこういう状況だと、うにが売りものだったら、そういうところは注目されるだろうし、海女さんたちがどういう仕事をしているのか、素人でもわかると思うわけで、こういう動きはとてもいいと思うのです。
先日、久慈地方をテレビで放映していて、駅にはあまちゃんのポスターが張ってあるんですよね。本人に会えなくても、行ってみたいと思うのは僕だけじゃないだろうし、実際に誰かが行くことで、お金を落とすわけですし、それによって地域経済の活性化もあって、いい動きだと思うのです。そういう点ではNHKのこういう活動に対しては、僕も出来る事があれば、応援したいし、ブログでも宣伝をして行きたいと思うのです。