僕は、今はIT関係の仕事をしたり、しなかったりですが、20年近く前は不動産関係の仕事をしてました。ですから、一応宅建も持っております^^今回、たまたまマンションのことを調べようと思って、「マンション評価」で検索をすると、住まいサーフィンなるサイトを発見。いじってみると、これがまた良く出来ているので、今回住まいサーフィンをご紹介をしようと思います。
不動産鑑定の実態
僕は実は不動産鑑定の仕事もしていたことがありまして、世間的には実にアカデミックな不動産鑑定士なんですね。資格試験の難しさという点では、弁護士、公認会計士に並ぶという、やや無駄に難しいと言われています。
まあ、実際の不動産鑑定の業務は、地元の不動産屋さんに飛び込んで、この物件いくらですかねと聞いて、それに基いて後は外的要因とか内的要因などと難しい言葉を使って、鑑定書の原稿を書き、それを最後不動産鑑定士の先生が、ああこれでいいねと言って、簡易鑑定書みたいなことを作成していたんです。ちなみに情報収集のために飛び込んだ不動産屋さんのことを、不動産鑑定書においては「地元精通者」と書くんです、面白いですよね。
僕はここで何がいいたいのかというと、不動産の価格というのは、学術的なもので決まるのではなくて、実勢価格が優先されるということなのです。売りに出ている物件でも、オーナーが売りたいという価格出だしているだけであって、それが実際に売れるかどうか、その時の経済情勢に大きく左右されるというものでもあるんです。それはそうですよね。経済情勢にあってない価格や家賃には、絶対に需要がないからです。
具体的には、東京の麻布の新築ワンルームマンションで10万円の物件を探すというのは相当大変でしょうけれども、埼玉県所沢駅の徒歩10分で同じような物件だったら、10万円のワンルームを探すこと自体が難しいということです。所沢のワンルームマンションだったら、相場的にはおそらく5万円前後じゃないかと思いますね。
それとは別に一方で収益を還元して不動産の価格を算出するという方法もあります。例えば、日本橋のワンルームマンションがあったとしますよね。このマンションだと家賃が月額10万円で貸せるだろうということになった時に、年間で家賃収入が120万円だから、現況の利回りは4%ということになると、
120万円÷4%=3,000万円
という計算になり、このマンションの評価額は3,000万円ということになります。でも、周辺のマンションの契約金額が優先されることは、まちがいないですけどね。
住まいサーフィンとはどういうサイト
今回、マンションの価格を知りたかったので、そのまま「マンション評価」で検索をすると、トップに住まいサーフィンというサイトが表示されて、その下には老舗の東京カンテイがいて、昔を知ってる僕としては東京カンテイより上と言うのはすごいと思いましたね。
20年位前はマンションの評価といえば、東京カンテイでしたけれども、今やウェブブランディングという点から見ても、住まいサーフィンの方が評価が高いということですね。Googleの評価というのは、コンテンツが良ければ検索結果を攘夷にするという、実に公正な評価をするので、その点は住まいサーフィンはウェブブランディングが高いということもわかりました。
掲載している情報は、マンションの価格はもちろん、家賃がいくら取れるのかなど、非常に重要な情報が掲載されています。この住まいサーフィンが特に素晴らしいと思ったのは、ユーザー参加型の評価サイトということですよ。
今までの不動産の売り買いと言うのは、仲介業者がこの物件はいくらじゃないと売れませんからと言われれば、売る方としてもプロじゃないので、ああ、そうかということで不動産屋さんに任せっぱなしだったんです。
ところが、この住まいサーフィンだと、評価してくれた人にポイントを付与するにしても、ユーザーの声を救い上げて、更にプロの意見も取り入れているので、実に公正な価格になっているということなのですよ。つまり、価格に恣意性が含まれていないというもので、これはインターネットならではだなあと思うんですよね。
マンションのデーターベースサイトとして、実によく出来ているのです。例えばマンションの価格も分かる他に、そのマンションを賃貸で貸した場合にはいくらになるのかという具合で、実に便利なサイトなのです。コラムとかも面白いし、その他色々なサービスが有ったりするので、今後ももう少し詳しく深堀りをしていこうと思います。